レンタル車両で参戦しているような高Tierに不慣れな方でも、VK 100.01(P)やO-Hoなどの 堅い戦車と対峙した場合に絶望しないように、弱点の調べ方をまとめてみました。
貫通判定とは?
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弱点=貫通しやすい 場所ですから、まず最初に貫通判定について簡単におさらい。
砲弾には貫通力、戦車の装甲には装甲厚というパラメータが設定されています。
砲弾が装甲に命中した場合、入射角度(標準化という補正あり)と装甲厚によって 実装甲厚(弾が貫通すべき装甲厚)が計算されます。
また入射角度と弾種・砲弾の直径から跳弾判定を行ないます。
跳弾しない場合、砲弾の貫通力が実装甲厚を上回っていれば 貫通と判定され、ダメージ計算等が行われます。
ただし、砲弾の貫通力は距離によって減衰し(減衰しない種類の砲弾もあり) 75%~125%までランダム変動します。
すごくザックリ言うと、
- 貫通力の高い砲や砲弾の方が貫通しやすい
- 装甲の薄いところは貫通しやすい
- 入射角度がゆるい(垂直に近い)ほど貫通しやすい
- 入射角度がきついとノーダメや跳弾になる
- 砲弾の貫通力は距離によって減衰あり(遠いと貫通しにくい)ただし弾種による
- 砲弾の貫通力はランダム変動あり(貫けるときと貫けないときがある)
ザックリすぎやろ?と突っ込んだ方は、Wikiの貫通判定のところをご参照ください。 - 貫通力の高い砲や砲弾の方が貫通しやすい
まず、自分の貫通力を知る
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出撃前にスペック表の数値を暗記せよという話ではありませんが、
弱点を調べる前にゲーム内で自分の貫通力を簡単に確認しておきましょう。
貫通力によっては、弱点以外でも貫通できるか?金弾が必要か否か?など状況が変わる場合があります。
ゲーム内のガレージ画面下の砲のアイコンにマウスオーバーすると、貫通・ダメージなどの 詳細スペックが表示されます。
190/247/50というのは、通常弾/金弾/榴弾の貫通力です。
250/250/330というのは、通常弾/金弾/榴弾の平均ダメージです。
各砲弾のアイコンにマウスオーバーすると、それぞれの砲弾の詳細スペックが表示されます。
100m(減衰なし)と200m・500mの貫通力が確認できます。
数値を暗記しなくても1割ちょい減くらいの認識でいいと思います。
弱点を調べる(VK 100.01(P)の例)
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いよいよ本題です。
TANKS.GG を使って、例としてVK 100.01(P)の弱点を調べる方法を説明します。
World of Tanks - tanks.gg
https://tanks.gg/ にアクセスし、Full tank listをクリックして(または上部メニューのTanks▽で)リストのページを開きます。
Tier・車種・国を適当に絞り込んで車両を選びます。
今回は、例としてVK 100.01(P)を選択します。
車両を選んだら3D Modelタブをクリックします。
3D Modelの画面では、マウスを動かして車体・砲塔・砲の向きを変えることができます。
車両の各部分をマウスオーバーすると装甲厚などが表示されます。
下端のアイコンをクリックして自車のモジュール、敵の砲や砲弾を変更することができます。
例えばキューポラ中央はこんな感じ。
上から、実装甲厚(弾が貫通すべき装甲厚)・標準化後の入射角度・素の装甲厚・入射角度・結果(貫通確率など)です。
この場合は2発に1発の貫通が期待できます。
ただしこれはVK 100.01(P)で撃った場合
変更するには、下端の車両名をクリックします。
Compareの画面が表示されるので、先ほどと同様に適当に絞り込んで車両を選びます。
今回は、自車の例としてT-44FLを選択します。
選択したら3D Modelの画面へ。
再びキューポラをマウスオーバーします。
T-44FLで撃った場合の貫通確率はわずか18.4%と表示されてしまいました。
だがしかし、絶望するのはまだ早い。
下端の砲弾アイコンをクリックして弾種を変更します。
金弾(APCR)を使うと貫通確率は71.8%
これなら(命中は難しいものの)ある程度貫通が期待できますね。
同様にその他の弱点を調べます。
ほっぺたの一番角度のない部分は61.8%
ピンポイントですが上手く当てればなんとかなりそうです。
車体正面下部は76.3%と表示されました。
角度によって貫通確率は変化しますが、撃てる状況なら狙い目です。
車体側面(履帯より上の部分)はこのくらいの角度でも貫通できそうです。
車体側面の下半分は、サイドスカート(100mm(SP))と履帯(40mm(SP))が空間装甲として機能するので、 撃たない方がよいです。
ちなみに左上のCollisionをクリックしてVisualに変更すると、ゲーム内と同様の見た目になります。
ゲーム内では色分けされてないので、適宜切り替えて弱点がどう見えるかイメージをつかんでおきましょう。 弱点を調べる(O-Hoの例)
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ついでにO-Hoも調べてみましょう。
上部メニューのTanks▽からFull Listを開き、O-Hoを選択します。
ほどんど弱点がないように見えるO-Hoですが、車体の上半分・砲塔・副砲のほとんどの部分の装甲厚は200mmです。
なるべく垂直に近い場所(車体前面の縦面や砲塔・副砲の真ん中あたり)を金弾で撃てば貫通可能です。
車体側面(履帯より上の部分)は装甲が薄いので通常弾でも貫通可能です。
日重の弱点として有名な履帯裏は、素の装甲厚が70mmなので履帯(40mm(SP))もろとも貫通可能です。
しかしここを狙わせてもらえる状況はめったになく、上半分の200mmの場所を金弾で撃つ方が的が大きくてはるかに楽です。
この図ではちょっと分かりにくいですが、
上から見るとこんな感じ。
サイドスカートを避け履帯越しに側面を撃ちます。 まとめ
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いずれの場合も金弾なら貫けるという場所があるので、適宜弾種を切り替えて撃つことが大切です。
クレジットが気になるところですが、1台の敵に対してせいぜい数発撃ちこむ程度で(いろんな意味で) 決着がつくことが多いので、堅い敵には惜しまず使っていった方が後悔が少ないです。
Web検索すればいくつか弱点を解説しているサイトも見つかりますが、詳しすぎたり古かったり車両によっては 載ってなかったりということもあるので、調べ方を覚えておくと後々役立つんじゃないかと思います。
答を見せてもらうより自分で調べた方が覚えやすいですし。
また、TANKS.GG以外にも装甲厚を表示するアプリなどもあるので最後にリンクを貼っておきます。
Weak Spot Guides - World of Tanks Guru
Tank models from World of Tanks
WOTInspector - visualize game mechanics and models, World of Tanks PC, Blitz, Console
Zippyho Tankopedia
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